RAS Academy School代表の清家慎です。
先日「第2回 脊柱トレーニング研究会」にRAS スタッフのGoと参加してきました。

脊柱トレーニング研究会は側弯症で困っている患者様のためにつくられた研究会です。代表を務める中村尚人さんを始め、それに関わるDr.、放射線技師、理学療法士の方々と側弯症について研究・発表、意見交換をし、より良い形で側弯症の方々をサポートする会です。
今回、私もシンポジウムで壇上させてもらい、「側弯症保存療法における医療とフィットネスの連携を考える」について話させて頂きました。

世界にはSOSORT(Society on Scoliosis Orthopedic and Rehabilitation Treatment)という科学的根拠に基づいた側弯症特異的運動療法(PSSE)として世界に認知された7つの運動療法があります。
- Schross法
- SEAS
- Lyon
- BSPTS
- FITS
- Side Shift
- DoboMed
私も国際認定シュロスセラピストやSEAS 1をとり、10年以上側弯症の方々の治療から運動指導まで行ってきました。
世界の認知されている運動療法は「特発性側弯症」を対象とした運動方法です。側弯症ピラティスも多くはシュロス法を基に作られており、これもまた特発性側弯症が対象となります。
側弯症の方が、病院に受診すると大半が「特発性側弯症」と診断されます。
しかし、私がみているクライアントの8割は機能性側弯症です。
特発性側弯症には、それを診断する基準があります(ここでは割愛します)。しかし、その基準にそれていても、特発性側彎症と診断されているのが現状です。
何が違うのか。特発性側弯症は多因子が関わっていることが研究で分かっていますが、機能性側弯症は過去の怪我やSports、特異的生活習慣などが原因で起こる側弯症です。
特発性側弯症の診断基準を見ても、当てはまらないクライアントが多く、原因を細かくチェックしていると、上述したような原因が見えてきます。
つまり、SOSORTが提唱している7つの運動では、対応できないケースが多くいるということです。
私は来年、側弯症Pilatesの養成コースを開催します。
そこでは、医学的に特発性側彎症と機能性側弯症の違いを明確にし、どう判断していくかを組み込んでいきます。養成コースの受講生に、側弯症とはどういうものなのかを、しっかりと理解して、側弯症で困っている方に対応してもらいたいと考えています。
このような医学に関連した疾患で養成コースを開催したときの一番の問題は、クライアントが側弯症Pilatesを受けに来たときの医学的情報の欠如です。
どのように、特発性側弯症か機能的側弯症かを判断するのか?
回旋があるかをどう判断するのか?
機能的側弯症であるなら、何が原因で彎曲が生まれ、何をしなくてはいけないのか?
これだけではありませんが、職種の違いからインストラクターがこのような判断はできません(インストラクターを否定しているわけではなく、医療とフィットネス分野の違いです)。
インストラクター1人で見ていると、何が問題になるか。それは、行っている方法が正しいのか迷ってしまったとき、悪化してしまった場合などです。
医療と繋がっていないと、頼る人がいない。悪化した場合にクライアントを戻す場所がない。そうすると、クライアントもインストラクターも困ってしまいます。
だから、私が提供する側弯症ピラティスは、「医療との連携」です。
1クライアントが何が原因で側弯になったのか、その評価方法は膨大な量のため、理学療法士が行い、どんな運動が必要なのかをインストラクターに伝え、それをPilatesで提供する。
側弯症の方は、どこへ行って見てもらったらいいか分からなく、困っている方が多いです。私は、ちゃんとした物を提供したい。
だから、受講者には医学も知ってもらわなければなりません。共通言語、共通認識。これなくして、側弯症の方々を良くすることはできません。
ということで、来年「側弯症Pilates養成コース」を開催します。
医療と連携できる養成コースはRASで提供するものだけになります。また、日程が決まりましたら、告知させて頂きます。
RAS Academy School 代表 清家 慎
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